世間は殺菌の世の中になっていますが、実は菌を全部殺すことはとても危険だという話を聞きました。
それは自分の体を守ってくれる菌もたくさん存在していて、良い菌まで殺菌してしまうということでした。
確かに!畑の世界でも同じことを感じます。例えばいちごは無農薬で作るのは難しいのでは?とよく聞かれますが、農園のいちごは立派に育っています。
それは農薬を使用していないので、いちごにとって悪い菌を殺菌していませんが、良い菌も沢山いて共存してバランスを保っているからだと思います。殺菌してしまうと一時的に病気を防げますが、殺菌し続けないと強い菌だけがはびこってしまいます。
もちろんいちごに病気やカビが出てしまうこともあります。
お客さんに指摘されたこともあります。
でも、内心カビなどの発生は半分仕方のないことだと思っています。
いちごは色んな種類の沢山の菌、カビ菌をも内包している状態で、保存環境でカビの菌が増殖してしまった話しです。
むしろ無菌状態のいちごは不自然ですよね。
そして腸内環境は免疫力に結びついていて沢山の腸内細菌を取り入れるのが大事ということです。3歳までに腸内環境が決まるといのも聞きました。
外に出て土に触れ合ったり、沢山の菌をもった自然の恵みを新鮮な状態で食べるのはすごく大切なことだと改めて感じます。
コロナウィルスは恐いですが?、無菌化された部屋に閉じこもりストレスを抱えるのも考えものです。
自然の中に身をおいて免疫力を高める活動もしてかないと。
菌をもって菌を制す、
いよいよ見えないものを見る時代に突入したような気がしています。