2016年3月26日土曜日

茅葺き完了

日本初、
アースバック×茅葺き屋根。


今回は茅葺き職人さんを中心に、
 結 の精神でみんなに手伝ってもらい茅葺きをしました。

円形の茅葺き屋根はあまりないので、職人さんに知恵を出してもらい
みんなの力で、ほんとに良い屋根が葺き上がりました!

一週間という期間、みんなで共同生活しながら、
ひとつの目標に向かい作業をする日々は格別なものでした。
実際に作業を共にすると、初めましての人でもすぐに仲良しに。
一週間という短い期間の中でもものすごく深い仲のなったよう感覚でした。

昔の人はこうやって地域の人とのつながりを大切にしたんだな〜と強く感じました。
今では便利な瓦屋根が増えたけど、手間がかかる茅葺きも地域の人々がつながる
重要な存在だったのかな。

 

 



 


 







茅葺き屋根は循環する屋根。
屋根の上で草が生えたり、だんだんと土に戻っていき、
その土はとてもいい堆肥になるそうな。
思えば植物の茎がそのまま屋根になっているんだもんな。
木を固定するのは縛るのは稲の縄、茅の抑えは竹、
一番てっぺんのしまいは杉の皮を使って
杉皮の抑えにはそこらへんの森からとってきた、藤つるを利用。
ここまで自然素材を利用して。
ものがない時代に生まれた先人の知恵が詰まった機能的で自然な屋根。

今回の八百楽アースバックもそうだけど、
これから屋根の選択肢のひとつとして
普通に考えられるようになったらよいなと思います。