2020年5月16日土曜日

菌の時代


世間は殺菌の世の中になっていますが、実は菌を全部殺すことはとても危険だという話を聞きました。
それは自分の体を守ってくれる菌もたくさん存在していて、良い菌まで殺菌してしまうということでした。

確かに!畑の世界でも同じことを感じます。例えばいちごは無農薬で作るのは難しいのでは?とよく聞かれますが、農園のいちごは立派に育っています。

それは農薬を使用していないので、いちごにとって悪い菌を殺菌していませんが、良い菌も沢山いて共存してバランスを保っているからだと思います。殺菌してしまうと一時的に病気を防げますが、殺菌し続けないと強い菌だけがはびこってしまいます。

もちろんいちごに病気やカビが出てしまうこともあります。
お客さんに指摘されたこともあります。
でも、内心カビなどの発生は半分仕方のないことだと思っています。
いちごは色んな種類の沢山の菌、カビ菌をも内包している状態で、保存環境でカビの菌が増殖してしまった話しです。
むしろ無菌状態のいちごは不自然ですよね。

そして腸内環境は免疫力に結びついていて沢山の腸内細菌を取り入れるのが大事ということです。3歳までに腸内環境が決まるといのも聞きました。
外に出て土に触れ合ったり、沢山の菌をもった自然の恵みを新鮮な状態で食べるのはすごく大切なことだと改めて感じます。

コロナウィルスは恐いですが?、無菌化された部屋に閉じこもりストレスを抱えるのも考えものです。
自然の中に身をおいて免疫力を高める活動もしてかないと。

菌をもって菌を制す、
いよいよ見えないものを見る時代に突入したような気がしています。

2018年12月7日金曜日

八百楽祭りを終えて

先日の八百楽祭り、アースバックおひらき、
無事に終えることができました。

半年以上前にこの日に祭りをするというのを決めて、
ここ目掛けてアースバックを作り込んできました。
正直、完成できるのか?という不安が最後の最後までありました。
が、ギリギリのところでのミラクルなお助けもあり、
なんとか!完成することができました。


がむしゃらにやってきたので改めて考える暇もなかったのですが、
お祭りで沢山の人が来てくれて完成を祝って下さいました。
本当に嬉しくてお祭り当日にジワジワと完成を実感してきてウルルン。

思えば色々なことがありました、それは3年半の期間をかけていれば
楽しいワクワクはもちろん、辛いことや大変な思いになる時期もありました。
その気持ちや思い出がブワーっと湧いてきて感動しました。
自分たちはすごいことを成し遂げたんだ!!








初めてのアースバックでのお祭りでしたが、
人も沢山来てくれて、予想以上に良い雰囲気で、
人がいない時とはぜんぜん違う、そこに華やかな光景が広がっていました。
ひとつアースバックというシンボルがあって、
そこに人が集まるのやっぱりいいな〜と改めて思いました。
とともにまだまだ可能性のある場所です。
平成最後、アースバック完成というひとつの区切り、
そしてまた何かがはじまる。ワクワク。

最後にあきらさんをはじめ、
ここまでアースバックに協力してくれたみんな
お祭りに向け手伝ってくれた仲間たち
当日出店、出演してくれた皆さん
遊びに祝いに来てくれたお客さんに
感謝しかありません。
アースバックを通して、自分は人に恵まれ支えられながら
生きていることを実感しました。

ありがとう。

2018年10月19日金曜日

八百楽祭りwithアースバック



かねてから取り組んでいた、アースバックづくり。
土の上にも3年。
つ、つ、ついにアースバックが完成致しました。

正確にはもっとあれもしたいこれもしたいが次々とでてくるので
どこが完成なんだろうと思うのですが、
お祭り当日で完成として皆さんにお披露目したいと思います!!

ここまで苦楽を共にした相棒のような存在。
常に心のどこかにアースバック。
とても一人ではここまでは来られなかった。
手を差し伸べたり、応援してくれていた人がいたからこそです。
感謝です、ありがとうございます!!

だからこそ皆でこの完成を祝いたいという想いがあり、
八百楽祭りを開催する運びになりました。




今回は、体に嬉しい食べ物や飲み物のお店の出店。
普段、農園で関わりのあるお店が盛り上げてくれます。

アースバックでの初ライヴもあります。
とにかく自分も大好きで尊敬する最高な人たちです。
アースバックに茅葺きを施してくれた職人の拓馬くんも飛騨から
かけつけて歌ってくれます。
メッセージをぜひ受け取って欲しいです。

そしてそして、
アースバックができるまでのフィルムの上映もする予定です。
これは記録せねばと足しげく通ってくれたzaionくん!!
世界初のアースバックに茅葺き屋根を施す行程を中心に記録した、貴重なフィルムです。

デコレーションは世界で活躍するoleoさんが!!
アースバックとのコラボどうなっちゃうの〜〜楽しみすぎます。


八百楽祭りの名のごとく楽しみ溢れる祭りです!
夢がモリモリつまったこのアースバックの出航に
ぜひお立ち会い頂けたらと思います。

2018年6月16日土曜日

今思うこと

こんにちは
久しぶりにこうやって日記をかきます。


春からとても大きな出来事がありました。
それは
やおらに赤ちゃんが来てくれたこと。

今春元旦でした
それはそれはとても嬉しいことで、
初日の出のように
毎日がパっと明るくなり
自分にとってはとても大きな出会いになりました!



一人の人が増えることで
生活も気持ちもガラっと変わります。が、
毎年と変わらずに春になり種をまき、
いちご祭りを経て、
今ここに一区切り迎えたところです。

父になり
色々と思うことはありますが、
このこのためにできることをしたいと素直に思います。

今、僕はお百姓といういのちの根っこの部分に
関わり日々を過ごしています。お百姓として、

なるべく自然なお野菜をこどもに食べさせてあげたいし、
ずっと野菜が作れる環境をつないでいきたい、
自然と人間が ”まあるいわ”になるような世界をイメージしています。

誰かのためになにかをしたいという心自体が真っすぐで純粋な心、
愛なので
よいこと本質にシンプルに気づかせてもらえています。

そしてそれは
このこだけじゃなくて、みんなにもきっといいことなわけで。
そういう方向にいくように、まずは自分たちからやっていこうと。
未来は明るいし、前を向いていきましょう。

2017年12月4日月曜日

土塗り完了


春から取り組んで来た土塗りが完了しました!!
まずは沢山の手を貸してみんなに感謝です。ありがとう。



お金と時間があればチャッとできるんやろうけど、
自分たちでひとつひとつ土を捏ねて塗っていく。
その跡がしっかりとアースバックに刻みこまれ、
想いをかけて塗り込んでいくとより愛おしく、
まるで生きているような佇まいになってきました。
土から生えてきた?タケノコのようなキノコような、



荒削りだけどそれが逆にいいこともある。
それぞれにストーリーがあるのはその時やった人にしか分からないけど、
それが滲みでているから、生きているような雰囲気を出している気がしてます。

春に塗ったとこには緑の苔が生えてきてるし、今後の変化も楽しみ。
多分、冬に雪が積もり所々壊れていくとこもあるだろうし、
水漏れもまだまだ問題なんだけど、それもこれも
セルフビルド、自然建築の悪い面であり良い面でもある。

来年からここでなんかやっていきたいな〜という夢を抱きながら
まだまだアースバック建築の旅は続く!!

2017年9月4日月曜日

秋が来た!?

今年は雨が多すぎて、夏を感じられないままに秋が来たので
どうも夏が終わった〜と実感もできないのであります。


今日の収穫。
トマトやキュウリ、夏野菜がほぼ終わりました。
全国的にも日照不足、長雨で野菜が採れず、
八百楽農園でも夏野菜はあまり収穫もできないまま、
風のように過ぎさっていきました。

なかなか野菜を多くの皆様にお届けできなくて残念です。
なにもしなかったわけではなくそれなりに足掻いておりました。

肥料も農薬も用いない自然栽培。自然栽培でも野菜は充分育つ!
ことはこれまでの経験でもよく分かりました。
ただ、天候には大きく左右されてしまいます。
これはどうしたらよいものか、、
理想と生活という現実のはざまで農家の悩みは続きます。

こだわりすぎもよくないので、
もう少し頭を柔らかくして農に励んでみようと思います。

今年は種をつないでいくのに必死で、
ようやくなったひとつの実を大事にして種を採っています。
いちごの植え付けの準備も進めています。
苗床の草むしりや、畝立てなどこれからもやることは沢山あります。
気持ちを切り替えて、未来の収穫に想いを託していきます。



2017年8月3日木曜日

八月、土塗り強化月間!

一昨年から計5回のWSを経て、
積み上がりましたアースバック!!
みんなの夢をのせたアースバック号。
建築が滞っていましたが、久々に発進。
八月はやります!土塗り強化月間!!!

 外壁の土塗り、内壁の土塗りをやっていきます。
土を団子にしてコネコネ、壁にぺたぺた。
土セメントというものを作って塗っていきます。
一緒にやってみたい方も、募集中です。



 【アースバック土塗りWS】
日時:8月いっぱい 毎日午後から作業予定
   事前に連絡頂ければ参加OK
持物:汚れてもよい服装、手袋
場所:八百楽で検索、もしくはヨッテカーレお待ち合わせ
お問い合わせ:yaorafarm@gmail.com


※宿泊される方はご相談下さい。お部屋もご用意できます。キャンプは無料になります。
※作業中の不慮の事故においては責任を負いかねますのでご了承下さい。